スーパーやコンビニで売っている「一人用鍋セット」。今ではいろいろな種類のものが売られています。
寄せ鍋やキムチ鍋、もつ鍋や鶏団子鍋といったように種類も豊富です。
それらは味はそれなりに美味しく量もほどほどにあるんですが、問題は値段です。
個人的には少し割高な気がします。
一パックあたりで、だいたい500円から600円くらいですよね。
どうです?割高だと思いませんか?
ちなみに今回感じている”割高”というのは、入っている具材の量にしては、値段が高すぎるんじゃないのという割高感です。
この割高というのは、何となく思っていることなんですが、実際のところはどうなんでしょうか?
本当に割高でしょうか?
少しばかり検証してみましょう。
目次
【検証】使用する一人鍋
今回検証に使う一人鍋は、こちらの「もつ鍋」です。近所のスーパーで買ってきました。
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どうです?ボリューム満点ですよね。近年の一人鍋はレベルが高いです。
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なんと国産の牛ホルモンを使用!贅沢です。
値段は税抜き498円、税込みで538円でした。
【検証】各具材の量目を調査
今回は各具材の量目を計り、その重さから各具材の値段を算出してみたいと思います。
では、各具材の量目を計ってみましょう。
この鍋に入っているのは主に
・モツ
・ニラ
・キャベツ
・子袋の鍋スープ
の4点。
まずは主役のモツから計ります。
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容器の風袋を引いて計量。
モツは98gでした。結構入っているんですね。
その他の具材も計りましょう。
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ニラが15g。
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キャベツはモリモリの170g。
そして最後に鍋スープです。
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袋込みで42gとなりました。しかし、これは袋込みなので、2g引いて40gとしておきましょう。
まとめると、
・モツ 98g
・ニラ 15g
・キャベツ 170g
・子袋の鍋スープ 40g
となりました。
では、これらの具材の値段はいくらくらいなのでしょうか?
【検証】量目から具材の値段を割り出す
まずはモツから。
この一人鍋を買ったスーパーではパック入りの国産牛モツも売っているのです。このモツが一人鍋用のモツと同じと思われます。見た目も味も同じなので。
で、そのパック入りのモツの値段・重量は、100gあたり298円です。
今回のモツが98gということは、おおよそ292円分くらいと思われます。
次にニラです。
このスーパーではニラが一束198円くらい。ニラの一束の量目は計っていませんが、ニラ一束の重さの標準は約100gと言われています。
なので1gあたりはの値段は1.98円ということに。
ということは、ニラは15gだったので、15×1.98=29.7円分くらいとなります。
次はキャベツ。
キャベツ一玉の値段は、約198円。キャベツの一玉の重さは約1200gとされています。
換算すると、1gあたりの値段は、0.165円。
一人鍋のキャベツの重量は170g。
ということは、170×0.165=28.05円分くらいとなります。
さあ残るは鍋スープのみです。
鍋スープの値段は何とも分かりません。このスーパー特製のスープなので。
ということで、標準的な鍋スープの値段・量目から割り出してみましょう。
標準鍋スープの量目を750g、値段を298円と設定するとします。
すると1gあたり0.39円ということに。
子袋鍋スープの重量が40g。
ということは、40×0.39=15.6円分くらいとなるわけです。
まとめると、
・モツ 98g 292円
・ニラ 15g 29.7円
・キャベツ 170g 28.05円
・子袋の鍋スープ 40g 15.6円
となるわけです。
【結果】一人鍋の値段から具材の値段を引くと・・・132.65円余る
ここまで、一人鍋のモツ・ニラ・キャベツ・鍋スープの値段を割り出しました。
ここまでの合計金額は
「モツ 292円」 + 「ニラ 29.7円」 + 「キャベツ 28.05円」 + 「鍋スープ 15.6円」= 365.35円となりました!
一人鍋の値段498円に対して、具材だけで365.35円となります。
残りの132.65円でその他のものを担っているわけですね。
その他のものとは、一人鍋用アルミ容器代、具材を加工・調理する人件費、その他の経費、そして利益まで。
もちろんこれらの経費・利益は各具材の値段にも入っていることでしょう。
鍋を作るための手間賃を考える。「一人用鍋」と「普通の家庭鍋」の違い
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ここで考えたいのは鍋を食べるまでの手間です。
普通の4人前後で食べる家庭の鍋を作る時と一人鍋を買ってきて食べるのでは、かかる手間が違いますよね。
普通に鍋を作る場合にかかる手間
・各食材を探して買わなければならない。いった店舗に必要な食材が無ければ、他の店舗に出向く必要が発生する場合も
・各具材をカットする必要がある
・使った食器を洗わなければならない
普通に考えただけでもこれくらい出てきます。
その点一人鍋にかかる手間は、ほとんどありません。
手間ではなくデメリット的なものを挙げるとしても、
・味のレパートリーがまだまだ少ない
くらいですよね。
そう考えると、この132.65円の差というのは、決して大きくない金額なのかもしれません。
まとめ:132.65円で鍋を作る手間を買っている。納得いくかどうかは人による
スーパーやコンビニで売っている「一人用鍋」の価格が何となく割高な気がするので、各具材の量目を計り、検証してみました。
結果としては、鍋本体が498円に対し具材だけで365.35円あり、約73.3%を具材の価格が占めていることが分かりました。
残りの132.65円(26.7%)で経費や利益を担っているわけです。
結局のところ割高かどうかというのは、普通の家庭鍋を作る場合と一人鍋を作る場合の手間までを考える必要があります。
そして、その差が納得できるかどうかということになる、個人個人の判断になるわけですね。
あまりまとまりのない結果でごめんなさい。
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