突然ですが、皆さんは「しゃぶしゃぶ」と「水炊き」の違いって知ってますか?
そうですね。皆さんそんなところだと思います。でも実はいろいろと違いはあるんですよ。今日は皆さんあまり気にしたことないであろう「しゃぶしゃぶ」と「水炊き」の違いについて、はっきりと違いを示そうじゃありませんか。
「しゃぶしゃぶ」と「水炊き」の違い
一番の違いは??
まずは一番の根本的な違いを示しておきましょう。しゃぶしゃぶと水炊きの一番の違い。それは・・・
「しゃぶしゃぶ」は牛肉!「水炊き」は鶏肉がメイン具材である!
ということです。
そう、皆さんご存じだったかもしれませんが、じつはこれが一番大きな違い。逆に言えば、これ以外に大きな違いは、あまり無いんですよね!
けっこう似通っている鍋料理のこの二品。ただ、細かいところに目を向けると、少しづつ違いがあるんですよ。そのあたり見ていきましょう。
その他の具体的な違い
その他の細かい違いを、表にまとめてみましょう。
しゃぶしゃぶ | 水炊き | |
---|---|---|
煮込み汁 |
|
昆布だし かつおだし or 水 |
煮込み方 | 具材をくぐらせるだけ | 具材を入れて煮込む |
つけダレ |
|
無し or ポン酢 |
具材 |
牛肉・豚肉・カニ・魚・白菜・長ネギ・しいたけ・えのき・春菊 |
鶏肉・キャベツ・白菜・長ネギ・豆腐・きのこ類 |
いかがでしょう。このような違いがあります。では、一つづつみていきますよ。
煮込み汁の違い
しゃぶしゃぶの煮込み汁は昆布でだしを取るのが一般的。かつおだしでも美味しく食べられます。
水炊きもだし汁で煮込むのが良いですが、水で煮込んでもOK。本来水炊きは素材の味を活かすために水でじっくりと煮込んでたべるもの。だから水でもアリなんです。ただ、水で煮込んだだけだとかなりの確率で物足らない味になるよね。
煮込み方の違い
皆さんご存知でしょうが、しゃぶしゃぶは煮込まずにだし汁にくぐらせて食べます。ただ野菜はあれだよね。煮込むよね。くぐらせるだけだと固いもん。
牛肉は煮込まずにササっとくぐらせましょう。あの赤身がほどほどに残った感じがたまらないです。ポークはしっかりと煮込みましょう。
一方水炊きはグツグツと全ての具材を煮込みます。煮込むことで旨味が煮込み汁に染み出します。これがシメのうどんや雑炊の旨さを格段にアップさせるんです。シメが待ちどおしくなるのが水炊き!
つけダレの違い
しゃぶしゃぶのつけダレの定番と言えば「ポン酢」or「ごまだれ」ですよね。個人的にはごまだれ派ではあります。でもポン酢も美味し。
水炊きのつけダレはポン酢が定番。でもじつは、ごまだれも水炊きとの相性抜群なんです。意外と知られていない事実。ポン酢に飽きちゃった場合はお試しあれ。
「ポン酢は酸っぱくて苦手・・・」って人におすすめしたいのが、【内堀醸造】さんが製造・販売している「美濃特選味付ぽん酢」です。このぽん酢は酸っぱさは控えめで甘味が強め。だから酸っぱいのが苦手な人でも美味しく食べることが出来るんです。
具材の違い
最初の方でも述べましたが、しゃぶしゃぶのメイン具材は牛肉、もしくは豚肉。水炊きは鶏肉ですね。鶏肉の部位ですが、どこを入れてもOK。手羽先でもも肉でもむね肉でも構いません。
野菜ですが、しゃぶしゃぶでは白菜がメイン。その他に長ネギ・えのき・春菊といったところですね。一方水炊きでは白菜でもキャベツでもどちらでもイケます。キノコもえのきだけでなく、いろいろなものを入れられます。
しゃぶしゃぶでは肉ではなくカニを入れて”かにしゃぶ”なんてリッチな楽しみ方も出来ますね。水炊きでも鶏肉でなく魚介類を入れることが可能。それぞれ好み・予算により変えると良いでしょう。
まとめ
以上のように似ているけれど細かいところが違うのが、「しゃぶしゃぶ」と「水炊き」です。具材の味を楽しみたいなら水炊き。出汁、タレの味も楽しみたいならしゃぶしゃぶを選ぶと良いでしょう。
まぁ具材や味にあまりこだわらずに食べられるのが鍋の魅力のひとつでもあるので、いろいろな味・具材を試そうね。
現場からは以上っす!!